湯雨竹ひょうたん温泉
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  ネーミングについての秘話  
 
ふとしたきっかけ
 気付けば、すっかり辺りは心地よい秋風が吹く季節になっていた。そんなある日、斉藤主任研究員の知り合いで、日本財団に所属する山田吉彦氏が大分に来県することになった。山田氏はマラッカ海峡などの海賊問題を専門とし、日本における海上安全分野の第一人者である。大分県産業科学技術センターの客員研究員でもあった。斉藤主任研究員は、温泉好きでもある山田氏を「ひょうたん温泉」へと軽い気持ちで誘った。ついでに自分の開発した「竹製温泉冷却装置」の実物も見てもらおうと、ひょうたん温泉の裏手にある装置へと彼を案内した。
  「この装置、実は名前がまだ決まってないんですよ。なんかいい名前ないですかね?」
 斉藤主任研究員は、名無しの「竹製温泉冷却装置」の前で、何気なくそんな言葉を口にした。そう、作家でもある山田氏はかつて、斉藤主任研究員らの開発した杉皮製の油吸着マットに「杉の油取り(すぎのゆとり)」という秀逸な商品名を与えた張本人。ネーミングのセンスはプロ並みなのだ。
 ザアザアと滝のような音をたててお湯が流れる、その見慣れない装置を見るや「デカイなあ」と山田氏は感嘆した。そしてその直後、思いもよらぬ言葉が出てきた。
 「『湯雨竹』はどうでしょう?“湯”に“雨”、“竹”と書いて“ゆめたけ”と読む。」
 斉藤主任研究員はその言葉を耳にした途端、これだと確信した。
 「いいですね!『湯雨竹』!『ゆめたけ』!響きも良いですね!これならいけますよ。山田さん、ありがとうございます!」

命名者 山田吉彦氏のコメント
 別府の街には湯煙が似合う。別府の風は、白い。街のあちらこちらから湯気が立ちのぼり、緑の山に沿うように棚引き風と同化する。そして、いつしか海へと消えて行く。
 鉄輪温泉の「ひょうたん温泉」を訪れると、湯屋の裏側に白い湯気が塊になっているところがあった。目を凝らすとその中に、七夕の笹の葉飾りを逆さにしたような櫓が見えた。白い煙を抱えたままの湯が、短冊のように竹の枝にぶら下がり、五月雨が地面を打つような軽快な調べが響きつづけていた。
 別府温泉を訪れる客は、本物の温泉を知っている人が多い。来訪者に本物の湯を味わってもらおうという願いから、熱すぎる源泉を水で薄めず、しかも短時間で、人肌に優しい新鮮な温泉を作りだしたのだ。
 別府温泉の願いを込め、天恵の湯を竹に託したのが、「湯雨竹」である。湯雨竹からは、絶えることなく湯煙が上がっている。いつまでも変わらないでいて欲しい湯景色である。

 早速、斉藤主任研究員は河野社長、河野専務にもこのネーミングを伝えた。温泉を表す“湯”、冷ますという意味で“雨”、そして素材である“竹”。三つの漢字が全ての要素を語っていた。しかも、今まで出てきた、どのネーミングにも劣らない美しい響きだ。「ゆめたけ」。ひらがな四字に、思いが全て凝縮されている奇跡のネーミングに思えた。全員が納得だった。
 かくして『湯雨竹』は誕生したのである。


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